松本相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
塩尻の方より相続に関するご相談
2025年12月02日
亡くなった父の通帳が見つからず、相続手続きが進められずにいます。司法書士の先生、どのようにすればよいかアドバイスをください。(塩尻)
私は塩尻に住む50代男性です。先日亡くなった父の相続手続きを進めるうえで、困ったことがあります。
父は資産項目ごとに口座をわけていて、複数の銀行と取引があったようです。私も父が生前に複数の銀行でやり取りする姿を見ていましたので、父名義の口座が複数あることに間違いはないはずです。しかし、いくら塩尻の実家を探しても、父の預金通帳が2つしか見つかりません。母も「口座が2つしかないはずがない」と話していますので、見つかった2つの預金口座のほかにも父名義の口座があると思いますし、2つの口座の預金残高から考えても、ほかにも預金があると思えてなりません。
父の預金管理はすべて父が行っていましたので、どこの銀行と取引があって、どの程度の預金残高があるか、まったくわからない状況です。父の財産がわからないことには相続手続きが進められません。司法書士の先生、これからどのように手続きを進めればよいかアドバイスを頂けないでしょうか。(塩尻)
まずは口座に関する手がかりを探すこと、次に金融機関へ残高証明等を請求するために亡くなった方および相続人の戸籍謄本の用意をしましょう。
塩尻のご相談者様は、亡くなったお父様の預金口座に関する情報が何もなくてお困りとのことでしたが、塩尻のご自宅を探しても通帳やキャッシュカードが見つからないのであれば、その他の手がかりを探してみましょう。
財産に関する書面としては遺言書が挙げられますが、亡くなったお父様が生前に遺言書を作成していれば、そこに財産状況が書かれているでしょう。遺言書でなくとも、終活の一環として財産状況をノートなどにまとめている可能性も考えられます。他にも、郵便物の中に取引先の金融機関から封書が届いているかもしれません。タオルやカレンダーなどの粗品から取引先の金融機関が判明することもありますので、塩尻のご実家をくまなく探してみましょう。
預金通帳がなくとも、塩尻のご相談者様が口座名義人の相続人であることを証明できれば、その金融機関に口座が存在するのかを確認することができますし、残高証明書や取引履歴などの情報を開示してもらうことも可能です。相続人の証明には戸籍一式(被相続人の出生から死亡までの全ての戸籍および相続人の現在の戸籍)が必要ですので、金融機関へ訪問する前に準備しておきましょう。
塩尻のご実家を探しても何の情報も得られないようでしたら、ご実家の近くや亡くなったお父様の勤務先に近い金融機関に目星をつけて、直接問い合わせる方法もあります。その際は先ほどお伝えした戸籍一式が必要となりますので、忘れずにお持ちください。
相続手続きを進めるためには、財産調査を行い、亡くなった方の財産をすべて洗い出す必要がありますが、思わぬところで多くの手間と時間がとられることも少なくありません。ご家族であっても、財産状況をお互いにすべて把握しきれていないというケースは珍しくはないため、財産調査でつまずいてしまうことも十分にあり得ます。
塩尻の皆様、松本相続遺言相談プラザは財産調査はもちろんのこと、相続手続きに必要な戸籍の収集、相続した財産の名義変更手続きなど、相続に関するあらゆるお手続きをお手伝いいたします。相続手続きでお困りの塩尻の皆様は、まずはお気軽に松本相続遺言相談プラザの初回無料相談をご利用ください。