相続関係説明図とその作成

被相続人が亡くなったら、必然的に相続手続きを行います。その際相続人を確定するために、早急に被相続人の出生から亡くなるまでの全ての戸籍を取り寄せます。全ての戸籍を収集するには被相続人が生前籍を置いた全地域の役場に問い合わせる必要があります。集めた戸籍を確認し、相続人が確定したら相続関係説明図にまとめます。相続関係説明図とは被相続人と相続人の関係を分かりやすく図にまとめたもので、主に被相続人や相続人の続柄、生年月日、死亡年月日などを記載した家系図のような表が記載されます。この相続関係説明図があることにより、その後の遺産分割協議をスムーズに進めることにもつながります。

• 被相続人の出生から死亡までの全ての戸籍・除籍謄本・改製原戸籍
• 被相続人の最後の住所地がわかる書類（住民除票、戸籍の附票）
• 相続人全員の現在の戸籍
• 相続人全員の住民票

相続関係説明図を作成するにあたり、決められた書式は特にありません。しかし、誰が見てもわかるよう丁寧に読みやすく作成をしましょう。亡くなった戸籍によっては紙が劣化していたり、手書きで古い戸籍がある場合もあります。そのような戸籍は内容を理解するのに時間を要することが多く、その後の手続きに影響が出る可能性もあります。相続手続きに関するお悩みがある方は、相続を専門とする専門家に相談されることをおすすめします。